これは時間が経っても見やすいいい作品ですね。
元々は当時好きだったアナウンサーがこの映画が好きということで見たらなお好きになった作品です。
ジャック ブラックはこの作品が一番ベストな作品となりましたね。最近は見かけなくなりましたが、どうしてるのでしょうね。私が彼を最後に見たのは「バーニー」ですかね。今作がDVDで出てからヒットしその後「ナチョ リブレ」という作品を出てあまり評判が良くなくなったのを覚えています。作品が何を言わんとしてるのかはわかりますね。
「映画 ビリギャル」にもありましたが、1度だめと言われた生徒は信じ込んでしまうのだと。この作品はそれとは真逆でどんどん才能を伸ばしいいよいいねと言い続けるのが大切なのだと。
自分もこんな小さい時にこういう先生がいたら変わっていたかもしれませんね。まあ、映画こそは趣味として30年間小さい時からやり続けるのも周囲の理解あってこそです。
あとジャック ブラックといえば、「ハイ フィデリテイ」がありますね。あの作品ではジョン キューサックとでしたが、今作はジョーン キューサックが一見固そうな校長先生を演じています。あとは「シュガーラッシュ」シリーズのペネロピの声優を務めてるサラ シルバーマンがデユーイのルームメイトの彼女ですね。彼女のコメデイはちょっとグロいですが、こういう役もできるのだと思いました。マイク ホワイトは演技がどうこうというよりは脚本が砂らしいですね。
そして、監督のリチャード リンクレイーターは「ビフォア」シリーズで知られている巨匠ですが、こういう柔らかい作品も作れることを証明しています。「6才のぼくが、大人になるまで」をこの頃辺りから撮っていたのは驚きですね。すごいです。
それから、音楽がいいですね。あのバンドのメンバーを選出する時に一列に並ばせてそのバックで「AC/DC」を掛けたり、ワゴンの中でレッド ツエップリンだったりと色々です。あと校長先生を口説き落とすのにステイーヴィー ニックスをかけたのも良かったです。
それにしても今の時代ヂューイがネッドのフリをしたら間違いなく逮捕でしょうね。その上マスコミに叩かれ人生から干されます。いくら、”生徒たちの心に触れたから”って世間は許してくれませんよ。
とはいえ、最初のセッションは好きでしたね。音楽の授業から帰ってきた生徒たちを教室で待っていたデユーイが選んだあの曲はなんなのか思い出せませんが、良く組み立てられたセッションシーンでした。
まあ、ラストは現実の壁にぶち当たりましたが、昨日の「アベンジャーズ エンドゲーム 」にもあったように”時間というのは不思議と自分に帰ってくる”みたいなのがありました。この作品もそいうことが適用される気がしますね。良かったです。