天豆てんまめ

紅の豚の天豆てんまめのレビュー・感想・評価

紅の豚(1992年製作の映画)
4.0
観始めて、すぐに面白いなって思った。

面白い映画は、大抵冒頭5分で分かる。

紅の豚。ポルコロッソ。豚なのに渋い。

戦時中はイタリア空軍のパイロットだ。

本名マルコ・バゴット。今は賞金稼ぎ。

宮崎駿は本当に飛行機が好きなんだな。

空賊のマンマユート団を軽くあしらい、

小さい子供たちをわんさか救うポルコ。

酒場でシャンソンを歌う美女。美しい。

酒場の隅にマルコを敵視する空賊連合。

そこに豚が現れる。雰囲気大人の映画。

美女はマダム・ジーナ。ポルコと旧友。

空中シーンは見ていて飽きないと思う。

空賊連続が呼び寄せたカーチスが襲う。

カーチスに撃墜されても余裕のポルコ。

「飛ばねえ豚はただの豚だ」名セリフ!

カーチスに撃たれた飛行機を修理場へ。

修理工場のピッコロおやじと再会する。

孫娘フィオが修理手伝う。可愛らしい。

フィオの明るさと一直線の魅力溢れる。

飛行艇で街中の水上離陸シーンもいい。

ポルコとフィオの空の旅が気持ちいい!

この作品の雰囲気と空中の景色がいい。

フィオの心意気が空賊たちの心を打ち

ポルコとカーチスの一騎打ちが決まる。

ポルコがフィオに、人生を語り始める。

戦争で失った旧友たちの想いを背負う。

ジーナとフィオのWヒロインがgood。

色気のあるジーナの大人の魅力が新鮮。

健気で勇気溢れるフィオの魅力も光る。

さあ始まった!ポルコとマルコの空戦!

空を駆け巡る赤と青の飛行艇のバトル。

最後はコミカルな殴り合い勝負で決着。

加藤登紀子の歌が流れ始め余韻を残す。

ストーリー展開はシンプルで良かった。

宮崎駿監督作で一番ロマンがあるかも。