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スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナスのOBのレビュー・感想・評価

3.9
1999年、この映画は最高の期待を持って公開されました。あの4〜6の続編がついに登場なので当然です。

一方、奇しくも同年公開されたSF映画がありました。ご存知「マトリックス」です。

両作はよく比較をされたものです。
「スターウォーズは古臭い。今更、宇宙で西部劇なんて。マトリックスのような革新性こそを新しいスターウォーズで打ち出すべき。」といった論調でした。

スターウォーズあるべき論。
これは難しすぎる話ですが、上記論調に私も同意するところはあります。

翻って1977年、エピソード4はなぜあれだけのエポックメイキングな存在になれたのでしょうか。

これはやはり、それまでのSF映画にはなかった新しさ(=革新性)を打ち出せたからに他ならないと思います。

よくエピソード8が新しいスターウォーズを描きたかったと言われますが、個人的にあの映画を評価しないのは、スターウォーズ云々以前に、単純に1本の映画として革新性など全く無く、過去のSWを否定しているだけだからです。 決してオヤジ接待の有無ではありません(笑)

もし、ディズニーのお偉方がエピソード10〜12を本気で作ろうとしているのならば、この゛革新性゛を描く自信が出来たら勇気を持ってやるべきです。

接待されたいオヤジ達からは総スカンを食らうかもですが、負けてはいけません。必ず新しいファンがつくはずです。

過去に囚われている限りは、何度やってもep7〜9の繰り返しとなり、決してエピソード4は生まれないでしょう。

スターウォーズ(カノン)とは、それほどの存在であるべきです。

接待に関してはスピンオフでお願いします。 私も喜んで受けます(笑)

あっ、そう言えば、エピソード1のレビューが全くなくスミマセン。年末ということで総括っぽく。


追記)
今年、Filmarksを始めました。
世の中にはどんだけ凄い映画FANがいるんだと、驚き・喜んだ一年でした。

来年も末席にてお付き合い宜しくお願いします!
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