字幕版を鑑賞。
「ラ・ラ・ランド」でゴズリングがジャズの醍醐味は即興性（インプロビゼーション）だと力説してたが、実在したジャズ・ミュージシャンの伝記であるこの映画もその楽しさに満ち溢れている。
特に、本人役で出演のルイ・アームストロングが主人公のダニー・ケイと「聖者の行進」で競演するシーンは、ほとんど掛け合い漫才の面白さでサッチモのエンターテイナーぶりが存分に味わえる。
バンドワゴンの子守唄や当時の風俗と思しきラジオCMでの様々な音楽も楽しいが、中でも映画のタイトル曲であり主人公が率いるバンドの名前でもある「5つの銅貨」は、優しい歌詞と甘いメロディが心地よくいつまでも耳に残る。
