5つの銅貨の作品情報・感想・評価

「5つの銅貨」に投稿された感想・評価

は~~~~~~~~~名画・・・
トランペッターのレッドはセンスも才能もあるが破天荒、ナンパしたダニーと結婚し、娘ドロシーが出来る。
楽団は大当たり、子供もいるけど巡業に出て定住はせず。
家族に良い暮らしを、のつもりがいつからか家族の気持ちはバラバラに。
年端のいかない娘だがあのやりとりは邪見にされてるようで、結構複雑な気持ちになってしまった。
娘は小児麻痺になり二度と歩けないだろうと言われ、もしこの病気が治ったらトランペットを辞めると宣言したレッド
ここにきてやっと家族の大切さに気付き、軌道に乗っていた音楽を全てを捨てる。
何年も経ち、彼は一般人となり、ドロシーもリハビリで杖有で歩けるように回復。
音楽はやめ、良き父としてレッドは満点をあげたいけどあれだけのトランペット奏者…正直惜しい。
解散したバンドメンバーはその後売れ皆大物に。
自分は音楽を辞め、まともに吹く事も出来ないと惨めな気持ちに浸る彼の気持ちを思うとこちらも胸が痛い。娘の友達の反応が余計に辛い。
レッドも相当努力したけどこのお話で一番頑張ったのはダニーだと思うんですよねーーーーー
夫の意見は尊重し、娘も支えた。普通だったら娘連れて離婚になってそうやもん。
故にガラガラの酒場でダニーとドロシーに捧げるつもりがあの大団円。。。ほろっと来ちゃうわ…
ルイアームストロングの歌がめちゃくちゃ良き…音楽もお話もすごい良かったな…
すごく好き。
一緒に踊って歌いたくなる演奏シーンが盛りだくさん。サントラ欲しい。

それにしても、
なんて波乱万丈な人生なのかと。

唐突な出会いと結婚、数々の失敗からの成功、そして全てを捨てて手に入れたものー。

小さな幸せを取り戻すクライマックスも良いけれど、本人のリアルな人生的には人生の終盤、「あなたを映画化したい」と話が来るわけで。

失ったものと得たものどちらも大きすぎて心の葛藤は劇中で描かれているよりももっと大きく苦しかっただろうと思わざるを得ない彼の波乱すぎる人生の後期に舞い込む映画化の話。
そして演者には、ルイ・アームストロング本人ー。

一時は忘れ去られていた自分の存在が、落ち目だから逃げたのだなどとあらぬ噂をされ、それでも人知れず逞しく生きてきた自分の人生が、映画として形になり世に出て後世まで残るという結末は、なんて幸せな人生のご褒美なのかと。

映画の評価からは外れてしまうけれど、彼の人生に思いを馳せたら、後からじわじわと感動した。

なお、1965年公開当時、54歳。6年後の1959年に急性心筋梗塞で永眠することになる。
造船所で働き音楽と関わらない時期の遣る瀬無い想いは計り知れないが、悔しさや惨めさを乗り越え挑戦した先で、想像だにしない報いを引き寄せることになるドラマチックな人生。

私はこの映画で彼を知ったが、もっと彼の人生や音楽を知りたいと思った。
昔の名画は、あんまり考えずに楽しめるからいいね。実在するトランペッター、レッドニコルズを描いたもの。レッドニコルズを演ずるダニーケイの人の良さそうなところも見ものだが、なんといってもルイアームストロングが登場し歌っているところが最高です。
temmacho

temmachoの感想・評価

3.5
コルネット奏者《レッド ・ニコルズ》の半生を描いた伝記映画。

ひとり娘の病気のために音楽活動から引退していたが、その娘の後押しもあり奇跡の復活を遂げた感動のストーリー。

《ダニー・ケイ》演じる主人公はちょっとゴリ押しだけれど、アメリカのショウビズ界で成功するにはこれくらいは必要なのかな。

本人役の《サッチモ》の素晴らしい演奏も聴けますよ。
主人公夫妻がラクダみたいなキスをするんですよね。

ラクダがキスしてるとこなんて見たことないのに。

ルイ・アームストロングの圧倒的本職感。
NFL

NFLの感想・評価

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貴方は娘の為に、今まで命より大切だったものを捨てられますか?
36'42で寝落ちした。ダニー・ケイ、ジャズ映画専門なのかな。要再見。
MIYUKO

MIYUKOの感想・評価

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この手の映画ほんっと大好物、似た雰囲気の見つけたら全部見漁ろう。

ていうか良作すぎ……
ストーリーも音楽もファッションも良い、ラスト泣ける
knkne

knkneの感想・評価

4.5
ただただジャズの魅力に取り憑かれる。
鑑賞後に心身を覆うは多幸感、残るのは余韻。
こういう映画はずっと残ってほしいし今も残ってることに多大な価値を感じる。

ルイアームストロングが本人役で登場。
その掛け合いもさることながら軽快なテンポですすみつつシリアスさも映しているのでメリハリがきちんと物語に存在している。
それでいて先の読めない展開もいい。
デュエットのとこが至高すぎる。映画史に刻まれる名シーンだ。
流れる音楽たちもさることながら1つの作品としてとても愛しい。
tak

takの感想・評価

4.3
「午後10時の映画祭」と勝手に題して、家で旧作をちょくちょく観ている。新作を必死に追いかけるのも楽しいけど、新旧問わず本当に良い映画にはきっとまだまだ出会えるはずだ。今回は、子供の頃に断片的に見ていて、親が「よかった」を連呼していた映画「5つの銅貨」に挑んでみた。

実在のコルネット奏者レッド・ニコルズの伝記映画だ。映画は冒頭から盛り上げてくる。自信に満ち、音楽のことしか考えられないレッドが、恐れ多くも当時人気ミュージシャンだった"サッチモ"ルイ・アームストロング(本人役で出演)が演奏する店で飛び入り演奏するのだ。しかも教会で歌われるリパブリック賛歌をジャズアレンジで聴かせる。

そしてその店に同伴していたショーガールと結婚。CMの仕事で食いつなぐも失敗の連続。その後、若手で腕のいいミュージジャンを集めて自身のバンドを結成する。そもそも黒人音楽だったニューオリンズ発祥のジャズを、よりポピュラーなのものとしたデキシーランドジャズ。彼らの演奏スタイルは人気を博した。ところが、ひとり娘がポリオに感染して、後遺症が残る。レッドは楽器を捨て、造船所で働くようになる。同じ楽団員だったメンバー、グレン・ミラーらの成功を聴きながら。

ダニー・ケイの芸達者ぶりは名作「虹を掴む男」でもよく知られているが、本作では主演だけに歌も笑いも見事なパフォーマンス。眠れないという娘の相手をする場面の微笑ましさ。それでも眠れない娘とルイの店へ行き、聖者の行進を歌い演奏する場面の掛け合いは、もう圧巻。なんて贅沢な音楽映画。

この聖者の行進の演奏は、高校時代にNHK FMでやってた映画音楽番組で流されたのをエアチェック(もはや死語。平たく言えば録音)して繰り返し聴いていた。映画本編は観ていないけど、音楽家の名前を言い合う即興の見事な掛け合いは覚えていた。だから今回観て「あ!これだー!」ともうテレビの前で嬉しくなっちゃって。僕は中学高校吹奏楽部でトロンボーン担当。スウィングジャズのノリが大好きだった。タイミングよく地元映画館でリバイバル上映された「グレン・ミラー物語」を観て、さらにあれこれ聴くようになる。この音楽体験があるから、ウディ・アレン作品でよく流れるこの時代のジャズがとても心地よく感じられる。何事も無駄な経験はないね。

数年が経ち、後遺症が残る娘は父親が実は有名ミュージジャンだったことに気づく。何故音楽から離れたのかを尋ねても頑なな態度をとるレッド。その一方で、かつての仲間たちからカムバックのオファーがやってくる…。

前半のお茶目で明るいダニー・ケイが一転してシリアスな表情となる後半のドラマ。葛藤を抱えながら再びステージに立つレッドに、サプライズが待っている。あー、こりゃ泣けるわ。親が「よかった」を連呼していたのは当然。いや、むしろ自分が親の立場でこの映画を観たからこそ、当時の親の「よかった」が理解できた気がする。奥様役のバーバラ・ベル・ゲデスは、ヒッチコックの「めまい」で主人公を心配するメガネの女友達だった女優さん。
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