天豆てんまめ

トレインスポッティングの天豆てんまめのレビュー・感想・評価

トレインスポッティング(1996年製作の映画)
3.2
公開当時、ミニシアターブームの中、そのインパクト度、オシャレ度、カリスマ度共にNo.1作品だった本作。私は作品のキャラのエネルギー、疾走感、滅茶苦茶な破たん性、頭にループする音楽、たしかに題材の中心となるドラッグ性の巻き込み感が半端ないな、と思いつつ、その破天荒な彼らにちょいと置いてけぼりをさせられた感じだった。これにお前ノレル?ノレたらイケてる。ノレなきゃダサい。と踏み絵を踏まされて「(乗り切れていないけど)トレスポ、いいよね~」と言っちゃうみたいな。

大人になって15年ぶりに渋谷の真夜中の映画祭で観た時には、逆にフラットに楽しめた。果たして、続編ではどんな進化あるいは退化を彼らが遂げているのか楽しみだ。でもやっぱりトイレのシーンが忘れられない。