ホラー映画で知られるパン兄弟の作品。
ハリウッドデビュー作となる本作です。
グラフィックノベルが発売されている。
なんと言っても製作にサム・ライミ。
サム・ライミが参加しているのです。
恐怖の演出がまさしくサム・ライミ。
ソロモン一家は家族が崩壊寸前。
長女のジェスは問題を起こして、
父のロイは失業中となっていて、
母のデニースは悲劇のヒロイン、
長男のベンは一切しゃべらない。
家族の絆を取り戻す為に都会から田舎へ。
引っ越した一軒家と農場で心機一転する。
アメリカン・ホラーの定番である引っ越した一軒家。
もうこの設定は何度も使い古されたネタなのである。
この素材はホラー映画では非常に使いやすいだろう。
主人公ジェスはクリステン・スチュワート。
なぜか疎まれるような役のイメージが多い。
本作で彼女の演技が光っていると思います。
典型的なパターンの作品で特徴を与えます。
最終目的であった家族の絆も取り戻します。
やはり、目立つのサム・ライミの恐怖演出。
アメリカン・ホラーの定番である大きな音。
これを頻繁に使っているのは意図的な演出。
あとはカメラワークによる恐怖演出もある。
主人公の背後からみせる使い古された手法。
これで恐怖を煽るパターンはサム・ライミ。
クライマックスでは思わぬオチ。
他のホラー映画と少しだけ違う。
驚くほどじゃないけどひと工夫。
クリステン・スチュワートが大正義。
彼女の立ち回りが本作を引き上げる。
このキャスティングは正解であった。
ストーリーが凡庸でも多少は面白い。
サム・ライミの恐怖演出は良かった。
TV-32