アァーーーーーー

暗黒への転落のアァーーーーーーのレビュー・感想・評価

暗黒への転落(1949年製作の映画)
3.8

随分昔の映画。


目撃者二人の為に拘束され警官殺しの裁判をかけられるお話。
逮捕された経緯が現代では無理が多くて笑ってしまうが、
当時は監視カメラも携帯電話も無い時代。
そう考えるとあながち間違いではないのだろう。

映画の三分の二が主人公の過去にどういう事が起きていたかの回想に終始するので、話が進まず若干やきもきします。

ただ、展開がバレバレな日本語タイトル通りに終わりではなく、
最後にもうワンセクション残ってるのがこの映画の魅力。
俺はそういう映画が大好きだ。

その最後のワンセクションでの強烈なメッセージは今の現代にも十分通用するし、
根本では分かっていながらも、”どうしようもない状況”とあきらめて、傍観し続け、目を背けて感覚を鈍らせていたと感じるぐらいにハッとさせられた。
そしてこの時代の映画は突然「the end」の幕が降りるが、
そこの部分でも一味あったので良かったです。
あと、主人公が非常にイケメンです。


ただ、同時期の映画である、俺の大好きな「12人の怒れる男」「穴」「情婦」などと比べると全体的な内容は衰えるかな、、、
アァーーーーーー

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