ヴァンパイア・ハンター作品にして、何も考えずにアクションを楽しむ作品。
まず、設定が素晴らしい。
ヴァンパイアに噛まれた母親の胎内感染で、人間でありながら、ヴァンパイアの力を持つ主人公。
つまり、ヴァンパイアが憧れるデイ・ウォーカーながら、血清を打たないと体がもたない。
そこをあえて人間らしく生きず、ハンターの道を選ぶところが、カッコいい。
とにかく、あれよアレよとヴァンパイアを倒していくのが爽快である。
ヴァンパイア映画のお約束であるところの弱点、ニンニク、銀の弾も踏襲していて、しかも十字架は迷信と言い切るところも、素晴らしかった。（信仰心の薄い十字架はヴァンパイアには効かない。）
ただし適役が小物すぎるのが難点で、ラストバトルもショボイ展開で終わってしまったのが勿体なかった。てっきり、ウド・キアーがラスボスだと思っていたし、その方が良かったんじゃないか？
冒頭の女ヴァンパイア。何と、トレイシー・ローズではないか。
今思えば、普通の女優になろうとしてたけど、道は険しかったみたいだ‥
