ロビン

スーパー!のロビンのレビュー・感想・評価

スーパー!(2010年製作の映画)
3.8
『(漫画の)コマとコマの間に起きてる出来事にこそ人生の幸せが詰まっている』

ずーと観たかったジェームズ・ガン監督のアクション・コメディ作品!
相変わらず劇中曲も最高!

妻をドラッグディーラーに奪われた、冴えない中年男フランクはTVのヒーロードラマからインスピレーションを得て、お手製のコスチュームを身に纏いスーパーヒーロー“クリムゾンボルト”としてヒーロー活動を始めるが。。

正直、前半におけるクリムゾンボルトの活動はヒーローとは程遠い。。
どちらかというと静かな中に狂気を秘めていて狂人と紙一重な感じ。
列に割り込んだ男女の頭をレンチでかち割ったりしちゃうし〜笑
決してヒーローとは言えないような行動を取るけれど、日陰者らしい主人公の不器用さや生真面目さが滲み出ていて応援したくなる。
それからツッコミたくないけど乗ってる車のナンバーからすぐ、身元バレちゃうよね普通は〜笑

そして中盤からフランクと一緒にヒーロー活動をするリビーが加わってから一気に面白さが増していく!
このリビー役のエレン・ペイジ(エリオット・ペイジ)の絶妙なイカれっぷりが最高!
彼女は自らを“ボルティー”と名乗り、これまたお手製のコスチュームを着る肉食女子!
イカれてるのになんとも愛おしいキャラに仕上がっている。
静かな中に狂気を秘めるクリムゾンボルトと、最初から狂った魅力を放つ相棒のボルティーとの絶妙なコンビネーションがたまらない!

それと悪役のドラッグディーラーのケヴィン・ベーコンも相変わらず良い足出している!
あのヨンドゥ役のマイケル・ルーカーもケヴィン・ベーコンの部下役で登場。

【ネタバレ】
  ↓








ケヴィン・ベーコン演じるジョックのアジトから妻を連れ出すことになるのだけれど、この際リビーが顔面を銃弾で吹っ飛ばされて呆気なく死ぬシーンにはちょっとビックリ。
しかしながら、フランクが最後ちゃんとビリーの遺体を車に運ぶ描写がたまらない。。
ロビン

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