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アナとオットーのharuのネタバレレビュー・内容・結末

アナとオットー(1998年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

数多くの「偶然」が積み重なってできたアナとオットーのラブストーリー。

すべての出来事は偶然で、何かひとつ違っていたらすべて変わってしまう。

オットーは友達が蹴ったボールを追いかけた先でアナと出会う。もしボールが飛んでいかなかったら?もしアナと目が合わなかったら?二人を迎えにきた両親が二人を通して偶然出会い、アナとオットーは兄妹になる。ちっちゃい二人がすごいかわいい。
紙飛行機(何やら愛のコメントつき)とか、真夜中の太陽とかロマンチックな小道具がバシバシ登場し、これが後半の展開にもきちんと生かされているため、リアルというよりファンタジーな雰囲気で私は好き。さらに思春期オットー役の子がめちゃイケメンってのもポイント高いw
オットーの母親の死から、二人は別々の道へ。ここから大人モードなので、偶然が残念な結果を引き起こすことも。広場で二人が背中合わせに座っているシーンなんか、もう!もう!ちなみにこれ韓国ドラマでよく見るやつで、本来は安っぽくてうんざりする展開なんだけど、この映画は最初から偶然をテーマにしてるので全然良い!ってかむしろとても良い!オットーがパイロットになるという運命的なところでもあるしね。
ラストはバッドエンドに見えて実はハッピーエンドだ。アナの瞳にはしっかりオットーが映っているのだから。
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