ちろる

102のちろるのレビュー・感想・評価

102(2000年製作の映画)
3.5
前作でやりたい放題して逮捕されたクルエラは最新の精神療法のおかげで模範囚となり、すっかり愛犬家と生まれ変わる。
捨て犬の保護団体に寄付をするなどしてマスコミでも取り上げられるクルエラでしたが・・・

今回はロジャーやアニタの存在はなく、主にダルメシアンたちとクルエラの攻防戦を描いているこちらの作品はアニメでも描かれてない完全に実写版だけのオリジナル続編。

なによりもこちらの作品で嬉しいのは、人間ではなくて、あくまでもワンコたちが主体として描かれている事。
次から次へとキュートなシーンが登場するので、犬好きにはたまりません!
主役?となるオッドちゃんはダルメシアンなのにブチ模様がない。
ダルメシアンとしてのアイデンティティが無くてコンプレックスを感じているのだが、敵であるクルエラに唯一狙われない存在として小さな体で奮闘して仲間を救う姿が健気で泣けます。
内容はシンプルですが、相変わらず振り幅のある演技で魅了するグレン・クローズと、感服するほど器用な演技を繰り広げるダルメシアンたちに最初から最後まで釘付けで、満足のいく作品。
101よりもさらにコミカル要素増えてるので老若男女問わず観やすいです。
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