のんchan

トランスアメリカののんchanのネタバレレビュー・内容・結末

トランスアメリカ(2005年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

LGBTQ🏳️‍🌈作品、今の時代は世に溢れんばかりに作られているけど、今作はアメリカであっても17年前となると世間の目は厳しい時代だった。
いや〜惹き込まれました、観て大正解👌前向きな気持ちになれる素晴らしい作品でした🌟

まず主役のトランスジェンダー女性⚧️のブリーを演じたフェリシティ・ハフマンに拍手喝采したい👏
この作品でゴールデングローブ賞(主演女優賞)など数々の賞を受賞🏆
女優なので美しいけど、性別としては男性を演じる(立ちションシーンもあり🤭)ので、頭の中がこんがらがる😁


LAに住むブリー(スタンレー)は子供の時から自分の性を意識していたが、厳格でクリスチャンの母親から嫌悪感を抱かれて学生時代迄は男性として過ごした。自立してからは日々女性になる為、ホルモン剤を飲み、豊胸手術もし、ありとあらゆる努力を重ね、いよいよ性別適合手術を一週間後に控えていた時、NYから1本の電話が入る。相手は拘置所にいるトビーという17歳の少年で...
今の今まで自分に息子がいるとは露も知らないブリーだったが、気乗りはしないながらもトビーの保釈のためにNYに向かう。
父と息子のロードムービー🚙になるけれど、息子は迎えに来た女性をまさか父親とは思っていない...


執拗に性別適合手術をすれば幸せになれると妄信しているブリー💕

トビーはめちゃくちゃイケメンだが、母親は自殺、継父に性的虐待を受け、家出の果てに生きる為に男娼の道を選ぶという実に悲惨な人生を歩んでいたのだ😭
 
その2人の変化、周りの人間たちの許容力の変化❣️
ブリーのなんとも言えない女性らしさが微笑ましいし、根っからの優しい人間なので、観ていて心が洗われる。

トランスジェンダー作品だけど、メインはそこではなく、親子関係だったり、固執した考え方の変化や成長だったりする。

とっても好みの作品でした💗



※トビー役俳優ケヴィン・ゼガーズを初めて観たけど、超絶イケメンなんです😍
エミール・ハーシュの良い時期をもっと魅力的にした感じ💘
ザック・エフロンにも激似だけど、ケヴィンの方がセクシーだな💓
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