まち

トランスアメリカのまちのレビュー・感想・評価

トランスアメリカ(2005年製作の映画)
4.5
鑑賞後、とても好きになった
終わり方に持って行かれた。

主人公の魅力も素晴らしいけれど、
トビーがだんだん心を開いて行く描写、
傷つき離れる描写、
どれもこれも愛おしかった。

・図鑑にお金を挟む描写
・髪の毛を耳にかける仕草
・タバコを吸う姿
・体を売る時のあの空気
どれもじわっと湿っぽくて、セクシーであった。湿度を撮れる作品は良いって持論があるんですけど、これもそれだね。

トビーが傷つく2回の出来事を
あっさり知ってしまうリアルさ
頭がパンクしてすぐ怒れない表現がリアルで、描き方が丁寧だし、
彼がまだ17歳であることが表現されていた。

観てない人は是非観てほしい。
観た人と、あそこが最高!って喋りたい
良い映画だ。
まち

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