このレビューはネタバレを含みます
実写映画化作品全部ゴールデンカムイと同じ熱量・予算で作って欲しい〜〜〜最高〜〜〜
事前に野田先生のネタバレなしインタビューを読んでいたので、脚本監修されていた点で改変への不安に関しては安心感を持って向き合えたのが大きかったなと思います。やっぱ不安だよね過去の実写映画の改変見てると……
トーキョーの映画館で見たけど幕間のCMが北海道にあるアイヌ文化施設のものだったり、パナソニックCMがエスコンフィールド事例のものだったりで、ゴールデンカムイは本当北海道に愛された作品なんだって始まる前から伝わってきたところもグッときたポイントです。
二〇三高地を一望し死体の間を飛んで壕まで行くオープニングシーンから良作決定❗️の安心感ありましたね。
杉元の人を殺めることが出来る冷酷さとアシリパさんへの紳士的な対応両面を兼ね備えたた感じの演技も良かったし撮影に向け作り上げてきた肉体も山﨑賢人氏に大感謝の気持ちしかないや…
杉元て淡々と喋る(読者は笑う)ギャグシーン多いから難しそう…だったけれど見事でしたね…リス罠のところとか…
あとアシリパさんの透明感すごかった…透き通ってる！これからこのアシリパさん見られるんだと嬉しくなった〜！
あと初登場時の靴が鮭の皮を使って作るやつで「ゴールデンカムイで見たやつ!」てなってめちゃくちゃ興奮しました。アイヌ文化監修や制作をそしっかりされていると伺っていたので…きっと細かいところまで安心して見られる映画に仕上がってるんだろうな
原作のビジュアルが強いからハマり役を探すの本当大変だったと思うけれど、本人！？となるほどの親和性見せているところ、演技を生業にしてて雰囲気も合わせられる役者がこの世にいる事は奇跡だよね…ミュージカルの時特に強く思う。こんなハマり役の人材が歌も踊りもできて役者で生計を立ててることは奇跡としか言いようがない
特に初期尾形が完璧っていうか…野田先生作画の尾形が実写映画に登場してる感じだった…眼の形とかびっくりしちゃったな
牛山役の勝矢さん…Vシネファミリー歌って踊れるコワモテですが輝きまくりだった！流石に原作牛山さんの身長は無いんだけど、白石と対峙した時の大きく見える感じ…で十分デカいことが伝わってきて…めっちゃくちゃよかった！
重要キャラはすぐ名前ドンドン!と出すけど龍が如く履修してるせいでノイズが…(ドンドン!とは鳴らない) 名前出すのって難しいよね!
ヒグマの巣から外の様子を映すシーン、とても映画的でお洒落で興奮しました。やっぱりさあ、久保監督はMVの人だからさぁ、止まってるカットもアングルが洒落てるよ……
でも逆に勿体無いな〜〜〜になったのがあって…久保監督といえばハイロー、ハイローといえば見栄切り、見栄切りといえば久保監督だと思うんだけど…今作に関してはあまり見栄切り、RRRでいう「見開きカット」があまり効いて無かった印象。見栄切る、じゃなくて画面が止まってる印象になった。撮影的な難しさもあったろうから…これはもうSSラージャマウリ監督がヤバすぎるって話に落ち着いちゃうけど…画面の重さみたいなのが今回ちょっとあったかも？？？実際はわからんけど…
1シーン1シーン止めてここが！ここが〜！すごい！て喋れる映画なので早く円盤売ってください！教科書みたいな映画
