エンポリオ

南極料理人のエンポリオのネタバレレビュー・内容・結末

南極料理人(2009年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

ごはんが紡ぐ笑顔の物語。
南極の観測所で生活を共にする男8人を中心としたお話。特別難しいことを考える必要のない内容でほんわかとした雰囲気も相まってとても観やすい作品だった。
堺雅人演じる西村を主人公としてお話は進んでいくのだが中心に立つ人物が変わるシーンが何度かあった。西村から他の人物にスポットが切り替わるきっかけや映像のタッチがとても自然でさりげなく物語を円滑に進めるのに一役買っているように感じた。
西村が作ったごはんを夢中で食べている観測所の仲間、その仲間たちを見ている西村の表情。それらを描いている食事のシーンはとても素敵で観ている側まで笑顔になってしまうような素敵な描写だった。
心を揺さぶられるとまではいかないがユーモアの効いた表現がふんだんに盛り込まれていて最初から最後まで幸せな気持ちのままで観ることが出来た。
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