ブサ猫太郎

ゴシカのブサ猫太郎のレビュー・感想・評価

ゴシカ(2003年製作の映画)
3.3
女子刑務所で臨床心理士を務めるミランダは車で帰る途中傷だらけの少女と出くわす。ミランダは少女を助けるために声をかけると突然意識を失い、目を覚ますと夫のダグラスを殺した罪で刑務所に収容されていた。何故自分が罪を犯したのか、少女は誰なのか。ミランダは自身の記憶と向き合っていく。

少女の霊に取り憑かれ知らぬ間に夫殺しを犯したミランダは、少女の正体を知るために自身の記憶と向き合い、真相を掴んでいく。

刑務所で働いていた人間が捕まってしまう最悪のスタートから始まるホラー映画。それまで同僚だった人たちがいきなり自分のことを異常者として扱いはじめるのは堪えるよな…ほんとに頭がおかしいならともかく幽霊に取り憑かれてとなるとご愁傷さまとしか言えない。

それにしても、何故に少女はミランダに取り憑いたのか。最初から復讐したい相手に取り憑いたほうが手っ取り早いように感じる。ラストでミランダは少年の幽霊を見ていた描写があったから、ミランダは幽霊に対するアンテナが高いってことなのかな?そこのところは説明がないからモヤッとするかも…

夫のダグラスは生きるためには記憶を抑圧する能力が必要って言ったけど、実際にミランダが生きるために行ったのは記憶を呼び起こすという真逆をいったのは面白かった。、