タマル

食人族のタマルのレビュー・感想・評価

食人族(1981年製作の映画)
2.9
どちらが野蛮人なのか……。
以下、レビュー。


調子こいたアメリカのガキ共がアマゾンでも調子こくイタリア映画。
ファウンド・フッテージ方式の先駆け映画として超有名。
映画に出てくる先住民は実在のブラジル先住民を起用しています。

アマゾンは南ア大陸に広がる巨大な熱帯雨林“アマゾン熱帯雨林”のことを指し、その広大さゆえに様々な国を跨いでいますが、面積の約半分はブラジルに集中しています。
熱帯雨林といえば「アフリカのジャングル」という印象がありますが、アマゾンの原住民はブラジル系の肌色なので、実際に見れば明確に違います。


それはともかく映画の中身についてですが、期待して見たわりには別に普通でした。
この映画を掛けた10日後に監督が猥褻罪やら殺人罪やら(俳優が後に出頭し事なきを得た)で逮捕されたらしいですが、そこまでしても伝えたいメッセージがあったのかというと、私には読み取れませんでした。
現実の先住民たちも、観光客の先住民サファリ(人間狩り)や、現地人の臓器収拾被害という深刻な問題に晒されているらしいので、そういうのを知るきっかけとしては良かったと思いますが。。。

少なくとも、自分には、人体を杭が貫通してる絵に興奮する性癖がないことがわかりました。
文明批判なら手塚治虫の『ジャングル大帝』が
オススメです!!!
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