ずっと観ようとは思っていたけれど見ないままになっていた映画
たまたまテレビをつけたらちょうど始まったところで、見始めたら席も立てず最後まで見てしまった
これ、日本で裁判員制度が始まる10年以上前の映画なんだよなぁ
実際の裁判員制度だと裁判員が全員一致で無罪にしても、裁判官が有罪にしたら有罪になってしまうのだけれど、裁判員の肩にかかる責任っていうのはきっとこの映画の中の登場人物たちが抱えているものとそう変わらないと思う
人が人を裁くその重さ、そこを描きながらも、こうも楽しめるエンターテイメントに変えてしまうのだから、三谷幸喜の脚本は面白い
三谷幸喜は“人”を面白く描ける良い脚本家だと思う
登場人物の服装だったり、持ち物だったりに時代を感じられる点もまた新しい楽しみ方と思う