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海と毒薬のtomoのネタバレレビュー・内容・結末

海と毒薬(1986年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

久々の映画鑑賞、白黒映画も久々に見た。

九大で起きた捕虜の人体実験は知っていたが裏側までは知らなく勉強になる映画だった。

取り調べベースで進んでいく展開に、人物の立場・人間関係から組み立てて見ることができ理解しやすかった。

この映画で最も心に残ったのは神を信じないんですかという言葉、
神を信じてたらこんな悲惨な戦争なんて起きないだろと、つくづく無責任な言葉だと腹が立った。

人体実験は医療の未来のためという大義名分のもと繰り広げられる派閥、利権争い。
戦時中だろうが結局はそこかと、、
この国はあの大戦から何か学んだんだろうかと悲しくなった。

そして最後のレーベル、人間ですらおもちゃにする軍部には呆れ果てた。

渡辺謙は若い頃から圧巻だった。
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