原題: NOVECENTO(=20世紀 / 1900年代)
ベルナルド・ベルトルッチ監督による5時間16分に及ぶ叙事詩的作品。
脚本はベルトリッチと弟ジュゼッペ、フランコ・アルカッリの3人で2年以上をかけたとのこと。
エミリア=ロマーニャ地方にあるベルリンギエリ農園が舞台。
当主の老人アルフレード(バート・ランカスター)は次男の子供(孫)に同名のアルフレード(ロバート・デ・ニーロ)と名付け可愛がる。
アルフレードは農園で働く、父のいない(不明な)オルモ(ジェラール・ドパルデュー)と、身分が違いながらも友達だった。
2人の成長と共に、時代は大きく変化していく。
農民を仕切るファシストのアッティラ(ドナルド・サザーランド)とその妻レジーナ(ラウラ・ベッティ)のサイコぶり。(この2人がサイテー過ぎます。特にあの残虐なシーンは見たくなかった...)
アルフレードの妻となるアーダ(ドミニク・サンダ)の危険なエロティシズム。。。
ヴィットリオ・ストラーロによる美しい映像、エンニオ・モリコーネの音楽で、ファシスト vs パルチザンの闘いへと向かう、ほぼ100年間に及ぶ大河ドラマ的なストーリー。
ロバート・デ・ニーロ出演&エンリオ・モリコーネの音楽という事で、同じく3時間25分と長尺のセルジオ・レオーネ監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』を思い出します。
いずれも、途中分断しながらの鑑賞ですが、長さが気にならず、引き込まれました。