じぇいらふ

レネットとミラベル/四つの冒険のじぇいらふのレビュー・感想・評価

4.0
まずは相変わらずの謎テクノ音楽始まりにワクワク(ロメールの音楽趣味やっと慣れてきた笑)
四つのオムニバスですが、レミットとミラベルが出会う最初のシーンがいいです。
自転車の車輪と赤いマフラーと緑の背景、向かい合う2人。ロメールの緑赤✨
後々こういう向かい合いが結構出てきますね。
一話『青い時間』は、『緑の光線』みたく自然現象の奇跡の時間が素敵です。

二話以降はパリでルームシェアする2人の話ですが、どれも対称的な2人のパーソナリティが明確に出ていて面白い。
しかし、パリでの話はなんだかヤバイ人たちだらけで、パリこんななの?笑とか思ってしまったが、まあ日本でもあるのかもね。ミラベルの考え方って結構ヤバめ?!と思ってしまった。レミットの正義感の方が多分日本人には近いかもです。でもフランス人的にはこっちの方が変わりモノなのかもね。
それぞれにちゃんとオチがあるので短編として面白いです。またこの2人の話が見たくなります。

ロメール観ると、毎度考え方の違いをとことん議論するフランス人の人間関係って、日本人には毎度こんな喧嘩になりそうな議論よくやるよなあ~無理だわ~と感心します笑が、ちょっとうらやましい気もします。

そしてやっぱり謎テクノ曲エンド笑🤣