スクリーン2番

タクシードライバーのスクリーン2番のレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
3.6
モッズコートにモヒカンがお似合いのロバート・デ・ニーロが大統領候補を暗殺しようと企む話。
ベトナム戦争がアメリカに残した負の遺産。それをマルっと映したアメリカンニューシネマの傑作。負けた国の病んだ国民達。治安は悪化していくばかり。変に正義感のある勘違い野郎のタクシードライバーは人知れず狂気を膨らませていく。
眠れない夜に観ると朝まで目がパキパキになって頭痛がする映画。
社会に馴染めない、疎外感に鬱屈としている人は怒りを爆発させる前に観た方がいい。

面白いかどうかは分からないけど、噛めば噛むほど味のする「スルメ映画」でクセになると思います。