このレビューはネタバレを含みます
極度の不眠症とどうにもならない孤独に苛まれる元海軍兵のトラビスが、小さなタクシー会社の運転手として働きながらイカれた行動を起こす物語。
終始怪しくて危うい雰囲気の漂う映画だった。70年代のアメリカへのメッセージが込められていたのかな。映画史に残る屈指の名シーンと言われる「You talkin' to me?」や、スポーツに「イかれてないよな?」と聞かれてずっと黙ってるシーンはロバートデニーロの真骨頂。ヤバい芝居です。あとラストのベッツィーを送るシーンも圧巻だった。柔らかな表情でいながら目にうっすら浮かぶ涙に見惚れてしまった。
そしてエンドロールが超オシャレです。最後まで見たいと思わせるエンドロールです。
役者さん
ロバート・デ・ニーロ
当時30歳ちょっと。完成された俳優。この映画でもどれだけのアドリブがあるのだろう。
シビル・シェパード
びっくりするほど美しい。とにかく顔面が美しい。
ジョディ・フォスター
13歳にして圧巻の演技力。