RyomaTakamura

タクシードライバーのRyomaTakamuraのレビュー・感想・評価

タクシードライバー(1976年製作の映画)
4.4
真夜中の孤独なタクシー運転手。

彼の孤独は膨れ上がり、それはマグナムを通して発散される。

彼は現代人の”孤独”を象徴しているようでした。

私のように毎日映画を観てレビューを書く人がいれば、必死に受験勉強をしている学生もいるし、毎朝ウォーキングを続けているお年寄りだっている。みんなそうやって何かに熱中することで無意識に孤独を回避しているように思えてきました。

それが悪い方向に向かえば”犯罪者”になるし、たまたま良い方向に向かえば”英雄”になる。

この映画はそんな現代人の”無意識な孤独”を投影しているようでした。


それにしても、バーナードハーマンのテーマ曲は最高に渋くて寒い夜に染みます。。
RyomaTakamura

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