ブシェミが主演ということで鑑賞。
大したストーリーでもなく、それほど印象的でもオシャレでもない。だけどずっとワクワクしながら、それでいてぼーっと楽しめるような映画でした。
疲れた夜にオススメです。
映画監督志望のうだつの上がらない青年アルドルフォ(ブシェミ)が、ブッ飛んだ老年のパトロンであるジョー(シーモア・カッセル)に振り回されるという物語。
ナンセンスで円滑さを欠いた滑稽なやりとりを頻発するブラックアウトでテンポよく映す。
ジャームッシュの「ストレンジャーザンパラダイス」みたいな面白さを感じだけど、ジャームッシュがチョイ役で出てることから、意図的なリスペクトなんだと思う。
不器用で情けなくて、面倒なことに巻き込まれて、でもちょっとだけカッコいい、そんなブシェミの味が遺憾なく発揮された作品です。
本当に彼は魅力的な役者ですね。
シーモア・カッセルの陽気でクレイジーなキャラクターも見ていてとても楽しかった。
ブシェミがチャチャチャを練習するシーンが可愛くて好き。