雷電

イン・ザ・スープの雷電のレビュー・感想・評価

イン・ザ・スープ(1992年製作の映画)
3.7
友人に勧められて観賞。
スティーブ・ブシェミ推しとしてはこの長さで、しかも主役として彼を見ていられるだけでも嬉しい気持ち。

なぜタイトルが「in the soup」なのか気になって調べてみたところ、スラング的な使い方で「窮地に陥る」という意味があるそうな。
怪しげなジョーに会う前でも会った後でも、ベクトルは違えど常に崖っぷち状態の主人公のことを指す意味としてはピッタリだなと思うけれど、この作品は何も悲劇ではない。むしろ数奇な人生の喜劇であると個人的に思う。
紆余曲折あるけれど、結局お互いがお互いを必要としていて、必然的に出会って、運命としてこの結末になっているような気もしてしまう。
振り回されてばかりかもしれないけれど、やっぱスティーブ・ブシェミのこの独特の人間味好きだな。

チャチャチャのダンスシーンめちゃくちゃ好き。
オシャレなラスト。ジョーにこの作品自体を見せたかった。
雷電

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