Mariko

地球の静止する日のMarikoのレビュー・感想・評価

地球の静止する日(1951年製作の映画)
4.4
観たと思ってたけど全然観てなかったシリーズ。
原題は同じなのに「の」がリメイクでは「が」になったのは何故なのか。

それにしても、1951年(約70年前!)にこの示唆に富んだSF映画が作られていたと思うと凄い。
戦争というのはどうやって起きるのか、そうならないために必要なのはか 等の現代にも通じる非常に大事なことが訴えられている。

モノクロながらとても観やすく、白黒であるが故に時代性がストレートに入ってきて、特撮や各種造形を違和感なく観られるのも◎。

この、警告だけを訴えて去っていく知性あふれる異星人クラトゥを演じたマイケル・レニー(初めて観た)の佇まいがとても印象的。
そして、彼に協力することになる宿屋の未亡人を「誰だっけ、このひと誰だっけ...」と思いつつ最後までわからず、ググったら『ティファニー...』でポールをツバメにしてるマダムだった!
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