春とヒコーキ土岡哲朗

ジム・キャリーはMr.ダマーの春とヒコーキ土岡哲朗のレビュー・感想・評価

ジム・キャリーはMr.ダマー(1994年製作の映画)
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一体、この人の頭はどうなっているんだろう?

顔、声、動き、一挙手一投足が卑怯なほどに面白いジム・キャリーが元気いっぱいにふざけっぱなし。話も笑いもテンポ良く進んでいく。
しかし、「食いつなぐだけの人生じゃ生きる価値は無い」という真剣なセリフが刺さったりもする。確かに、生きるためだけに生きていたら不毛だ。無駄を楽しまなければ意味がない。無駄だけど楽しいこの映画然り。

ストーリーの緊張感も一応あり、ちょっと暴力的な感じもあり、そしてロマンスもありながら、ずっとおふざけが繰り広げられる。
「最高にムカツク音を聞く?」と尋ねてから奇声をあげて案の定怒られる件が好き。