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皆殺しの天使のNYのレビュー・感想・評価

皆殺しの天使(1962年製作の映画)
4.0
素晴らしい不条理劇。ブニュエルらしさの極み。

説明的な台詞は全て省いているため、観ていて訳がわからんが、それこそがブニュエル。

閉じ込められた上流階級の皆様が徐々に壊れていく様を存分に見せつけた後の呆気ない結末。潔よ過ぎます。反宗教、反権力もしっかりとかましてくれます。
羊は🐑何も知らずに出口の無い死地に入り込んでブルジョワ層に食い物にされていく生け贄、私たち庶民の象徴でしょうか…
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