kojikoji

ブロードウェイ・メロディーのkojikojiのレビュー・感想・評価

3.3
1929年 アメリカ
監督:ハリー・ボーモント
第2回アカデミー賞作品賞受賞
監督賞、主演女優賞(ベッシー・ラヴ)候補

世界初の全編トーキーによるミュージカル作品。

田舎から夢を抱いてブロードウェイにやってきたハンク(ベッシー・ラヴ)とクィニー(アニタ・ペイジ)のマホーニー姉妹。
姉ハンクの婚約者歌手のエディ(チャールズ・キング)と会い、エディ作の歌「ブロードウェー・メロディ」を引きさげてザンフィールド一座に斡旋してもらう段取りを整える。
しかし、エディは、美しくなった妹のクィニーの方に心を奪われてしまう。
クィニーは、エディを愛する姉のことを思い、富豪のジャック・ウォリナー(ケネス・トンプソン)と付き合うことでエディから離れようとする。

恋の行方に、歌とダンス、ブロードウェイ舞台もたっぷり見せて、しかも全編トーキーとエンタメたっぷりの映画だ。当時の話題をさらった作品だったろう。そう言う意味ではアカデミー賞作品賞も納得はできる。

しかし、今の目線で見ると、ダンスも歌も良さが分からない。それはそうだろう、この後この分野の進歩は計り知れないのだから。
姉妹の三角関係という恋愛ドラマもありふれていて、感情移入もできるレベルではない。

U-NEXTでこんなに古い作品を綺麗な画質で観れることは素晴らしい。

2022.12.25視聴561
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