トーキー映画として初めてアカデミー作品賞(第2回)を受賞したミュージカル映画。
NYのブロードウェイを舞台に、夢を追い求める2人の姉妹が同じ歌い手に心を奪われて、、といったミュージカルとメロドラマが掛け合わさっている作品。
何とも大味な作りで、これがアカデミー作品賞なのかと不思議に思ったが、サイレント時代では味わえなかったミュージカルの興奮をトーキー創世期に絢爛豪華に創り上げたことの評価だと思う。
そして、30年代、40年代へとミュージカル黄金期になっていくことを考えると、アメリカのミュージカル映画の歴史の奥行きの深さが窺い知れる。その原点なのかとおもってつらつらと眺めた。