アップル

大菩薩峠のアップルのレビュー・感想・評価

大菩薩峠(1957年製作の映画)
3.8
中里介山の未完の大長編小説を名匠・内田吐夢監督が主人公に片岡千恵蔵を据え映画化した作品です。剣士・机龍之助の修羅の道を骨太なタッチで描いた3部作の第1作目にあたります。お話の冒頭で突然に主人公は大菩薩峠で老人を切りつけます。原作はおろか粗筋も読んでなかったので唖然としました!まさか、あの片岡千恵蔵が訳もなく人を斬るなんて!と。なにか訳があるのだろうと物語を追いましたが、特には理由を説明してくれませんでした。とにかく龍之助は人を斬ってしまいます。観てると情が全くなくもなさそうなので不思議な気持ちになります。
アップル

アップル