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過去のない男のyasu555overseasのネタバレレビュー・内容・結末

過去のない男(2002年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

TSUTAYAのレンタルDVDで借りて見ました。 初めてアキ・カウリスマキの作品を見ました。✨🌟仄々した感じでよくありそうな理想的のドラマです✨🌟✨🌟✨🌟

なかなかない男の日常生活な風景、恋愛な風景、労働な風景があって雰囲気が日本に少し似てますが、微妙に違ってアキ・カウリスマキらしい小汚いコンテナの中での日常生活、貧しい人達の為にスープ等を配る救世軍(格好が軍隊の服装やけど、軍隊じゃない🎵 貧しい人達を支援し、物資を援助し、より良い人間社会を作る為に結成された救世援助団体?かな?)、救世軍が貧しい人達の為に新陸会を開いたり、救世軍バンド(マルコ・ハーヴィスト&ポウタハウカ:実際に活動してるフィンランドのロックバンドで、ネットで調べても詳しく載ってない。フィンランドでは有名)に演奏を披露させたり、街で小さな銀行があったり、小さな土木工事会社、小さな工場があったり等、寝る時は裸のままで寝るか服を着たままで寝るかそれらの北欧日常生活らしい独特な世界観でした✨🌟✨🌟✨🌟 

ジャンルはドラマ/コメディに設定されてますが、笑える要素はあんまりありません😅
変わったアキ・カウリスマキの作品でなかなかない心温められる独特なドラマです✨🌟

慣れてない人にはきついです。自分は充分楽しめて満足しました✨🌟✨🌟✨🌟   

主役の男が一眠りにしてる間にチンピラの3人に暴行され、バットを持った1人の男に何回も殴打されて瀕死の状態になったシーンを見て可哀想で悲惨な最悪の結末だと痛感させられました😅😅😅😅😅       

無事に意識が残りながら、トイレまで歩いて倒れて病院に運ばれて応急処置しても助からず、死亡と診断された後、何と😳😱😮😯息を吹き返して奇跡的に助かる(普通やったら助からず、死んでます😅😅😅😅😅神の慈悲としか言いようがない😅😅😅😅)
あれは凄すぎます🤩🤩🤩🤩🤩

ゴミが多くて川に面してる所でまた倒れてコンテナに住む4人の一家(子供2人、父親、母親)に助けられます。4人の一家の所で世話になり、食事を与えて貰えて、褒められ、励まされ、そういう所が日本の気遣いと物語に似ててとても良いです✨🌟✨🌟✨🌟   

主役の男は(少しリーアム・ニーソンに似てます🎵)チンピラの1人にバットで頭を殴打されたせいで記憶を失い、自分の名前を忘れてしまいます。救世軍の所でコンテナ一家の父親と一緒に朝食を食べ、父親にビールを奢ってもらう時に父親が "あれは何か質問します。主役の男はカモメ、灰皿、車って見事に当てます(自分の名前が忘れて記憶が飛んでるから記憶、認識が正常か試す)。父親が "8×8は?" って質問した時、主役の男は61。父親は72。お互い間違ってるのが面白かったです🤣🤣🤣😂😂😂🤣🤣😂😂    

マルコ・ハーヴィスト&ポウタハウカの演奏もかっこいいメロディーで歌もかっこよかったです🌟✨✨🌟✨🌟✨🌟     

1:06:11の警察署のシーンで主役の男が自分の名前を忘れて一切覚えてなく、身分を明かさないから刑事は法律の本を見ながら主役の男に法律の説明をし、言い負かして犯罪者扱いにしようとする。1:06:41のシーンで" 凄腕の弁護士" が来て法律の話を説明してた刑事を逆に正しい法律の話を説明し返して "目には目を、毒を以て毒を制す" ように刑事を言い負かして主役の男を弁護するシーンは凄かったです✨🌟✨🌟 犯罪者にされる主役の男を上手く弁護した弁護士が凄かったです✨🌟✨🌟✨🌟✨🌟      

最後は仄々した素晴らしいドラマでした✨🌟✨🌟✨🌟✨🌟✨🌟

2002年 公開のフィンランド映画
第55回カンヌ国際映画祭グランプリ及び女優賞受賞、サン・セバスティアン国際映画祭国際批評家連盟賞、ハンブルク映画祭ダグラス・サーク賞受賞
サウンドトラックに、楽曲「ハワイの夜」(クレイジーケンバンド)と「Motto Wasabi」(小野瀬雅生ショウ)が採用されている。これは、カウリスマキ・ファンである小野瀬雅生が、自分たちのCDが出るたびに、かかさずカウリスマキに送っていて、彼等のサウンドが気に入られたためである。

まさかサウンドトラックに、楽曲の「ハワイの夜」、日本で有名なバンド "クレイジーケンバンド" と「Motto Wasabi」(小野瀬雅生ショウ) が採用されて流れてくるとは✨🌟🎵✨🌟 凄いです✨🌟✨🌟✨🌟