20年前の作品、不運な男は暴漢に襲われ過去の記憶をなくして貧しいけど心やさしい家族に助けられ十字軍にも助けられ名前もわからぬままに今日と明日を生きる。絶望的な状況で「人生は前にしか進まん、後ろに進んだら大変だ」とか的を射た哲学的な言葉をぱっとしない人に言われたり。
片や宗教に準じ身を固く生きてる十字軍の女性、彼女の初々しい初恋が謎の男と進んでいく。え、いったいいくつなん？と突っ込みたくなる二人なんだけどなかなかいい。記憶なくしてる割にはまぁまぁ積極的なところもバランスがおかしくていい。
悪いやつなんだかわからない警察官、従業員のために強盗を働く男、難しい時代の底辺の暮らしの人々、だけどやっぱりそんな悪くないと思わせてくれる。
中で流れる音楽がよかったな。
