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レオン 完全版のおぼっとのレビュー・感想・評価

レオン 完全版(1994年製作の映画)
5.0
総制作指揮を振るう映画は、そこそこ成功するのに、監督させたら本当ポンコツなベッソン。
そんなベッソンへ神がかったように落ちてきた超名作。
やっぱり完全版観ないと、レオンとマチルダが親密になる過程が分からないんですよね。
ロシアンルーレットでレオンを脅すマチルダ、最高ですから。
この映画は、ナタリーとゲイリーオールドマンに尽きます。
去年同作を観返して、「レオン リュックベッソンの世界」という本を買いまして。
その中で語られてますけど、マチルダの第一候補はリブタイラーだったそうです。
でも、リブタイラーは当時15才で年が行き過ぎてる(失礼やし変態)から、再考してナタリーにしたらしいですね。
今作は、次作のフィフスエレメントの資金のためにこしらえた映画で、脚本は3週間余りで作ったとも書いてました。
でも、そんなもんなんですよね。
難しいですね、芸術は。
ただ、フィフスエレメントみたいなクソ映画のために作った映画が、ベッソンの最高傑作であることは、事実です。
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