ヤンデル

レオン 完全版のヤンデルのレビュー・感想・評価

レオン 完全版(1994年製作の映画)
-
・マチルダはレオンに復讐を依頼する際に父親と継母、姉はいいが、弟を殺された復讐をしたいと言う。しかし、実はマチルダの家の家族写真を確認するシーンで、姉はスタン(ゲイリー・オールドマン)が殺したが、弟はブラッドが殺したというこがわかる。そのため、本来はマチルダの復讐相手はスタンではなくブラッドである(いずれにしてもブラッドもレオンが殺すが…)。

・マチルダがレオンに初体験の相手になってほしいというシーンは性的な表現のためオリジナルではカットされ、完全版で加えられたシーン。しかし、マチルダを拒否する理由としてレオンが過去を話すシーンでもあるので、オリジナルではレオンの過去は謎のままになっている。

・レオンは幼少期に見たミュージカルや西部劇を覚えていても、そこから時間が止まっており、映画やテレビを観てこず暗殺だけを繰り返してきたため、マチルダがモノマネするマドンナやマリリン・モンロー、チャップリンは知らないという設定になっている。

・スタンが「全員だ!(Everyone!)」と叫ぶ台詞はゲイリー・オールドマンのアドリブ。

・冒頭のコールガール役はリュック・ベッソン監督の当時の妻だが、監督は15歳の彼女を妊娠させるなど、少女性癖が強かったため、物語にも少女趣味がうかがえる。ただ、ジャン・レノのアイデアにより、レオンをあまり女性を知らないまま大人になった純粋な少年のように演じることで、いやらしく見えない工夫をしたという。また、マチルダは逆に大人っぽく描かれている。

・マチルダが「ボニー&クライドも二人組でやるよね?」というボニーとクライドは映画「俺たちに明日はない」の登場人物。
ヤンデル

ヤンデル