このレビューはネタバレを含みます
軽い気持ちで見に行ったら結構重たいストーリーで面食らってしまった。エイダが弾くピアノ曲はアナクロで、あの時代にしては不自然な旋律が不気味さを増す。あの曲は彼女が習ったものなのか、それとも即興で弾いているのか?
けっきょくベインズと結ばれたあとも、エイダは(海に沈んだ)ピアノに結び付けられている。ピアノは自分自身でも制御できない意志の象徴なのだろうか。そもそもいつから、なぜベインズにエイダが愛情を持つようになったのかがはっきり分からないようになっている。ピアノはなにも語ってくれない。