アクションは痛快。冒頭の１作目をなぞって意外な方向で裏切るやり方は「おしゃれ」を感じました。１作目のレビューでは、突っ込み処をいっぱいあげつらって酷評しましたが、こういう映画は、頭を空っぽにして楽しめるかどうかなんでしょうね。それでも、「そんなアホな」っていうカーアクション、女の敵役のあざと過ぎるキャラクターはスルーできませんでした。アクションにコントタッチを効かせるのはよくあることで、倒した敵をゴミのコンテナに片付けたり、消火ホースで弾き飛ばしたり、いい線いってると思いますが、もう一歩踏み込んで、初期のジャッキー・チェンみたいに、笑えるくらいまでやっても良かったかもです。主人公が、遠くの惑星から来た超人、もしくは、未来からタイムスリップしてきたアンドロイドなら、「そんなアホな」アクションの説明が成り立つのでプラス星半分です。それと、敵役は主人公を絶対に殺せる時に、絶対に引き金を引きません。これも、お約束ですか。
