haruna

花とアリスのharunaのレビュー・感想・評価

花とアリス(2004年製作の映画)
5.0
みずみずしくて愛らしくってお花みたいな学生時代を収めてくれている映画。キラキラとふわふわとしていて、繊細で透明で。宝物みたい。
花とアリスのやりとりがあまりにも自然。2人の距離感は本物みたい。それでいて先輩に嘘ついて演じている時のアリスのわざとらしさ。蒼井優様凄すぎ、、、。溢れ出る透明感に、自由奔放さ。バレエ。アリスは蒼井優様だからこそ。
それにしても先輩がかわいそうる。笑

お父さんとアリスの距離感もまた見事。
会えて嬉しい照れ隠し、万年筆だってしまわずに大切に使っていてそれだけで泣きそうになった。ハートのエースも、ところてんも、会話や行動の節々でまーくんにお父さんを重ねているのがどことなく伺えた。大好きで甘えたい。なのにお家では大人でいないといけない。そんなアリスのもどかしい気持ちが伝わる。だからより魅力的なんだろうなあ。
それでもまーくんへの気持ちは本物だったから、だから余計切ない。宝物のような大切なものを渡して、お父さんからもらった大切な言葉をかけた。あの言葉をかける時の瞳。 わたしがまーくんなら絶対忘れられない。
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