リリー

みじかくも美しく燃えのリリーのレビュー・感想・評価

みじかくも美しく燃え(1967年製作の映画)
3.6
現実逃避した美しい2人が働きもせず毎日ワインとチーズでピクニックして生きていけるわけがないのでもどかしさを感じるのですが、観終わって心に残るのはこの穏やかなピクニックの映像です。2人の生活はおままごとのようではあるものの幸せそうなので、後にこのような決断をする必要があったのかと思うと残念です。
中尉のシクステンが身勝手で生活力に乏しく、エルヴィラが気の毒になります。彼女が少しでも力になろうとしたのに。恋は盲目、とはこのことを言うのでしょう。
不倫の話なのに、ファンタジーのようにお花いっぱいのような画面で最後まで美しかったです。
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