はる

パピヨンのはるのネタバレレビュー・内容・結末

パピヨン(1973年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

スティーヴ・マックイーンの脱獄ものといえば『大脱走』も有名。最初の脱獄の失敗で独房に入れられた時、グローブとボールを差し入れしたくなりました。
ところが、ギアナの独房は尊厳無視のとんでもない所。
この世の地獄とも言えるような環境でも友情を守り、自由をつかむために生き抜こうとする執念に胸を打たれました。
ハンセン病患者に助けられたり、教会のシスターに裏切られたり、そんな皮肉にも脚本家ダルトン・トランボ色が濃く反映されていました。

ダスティン・ホフマンもまたなんとも言えない存在感を醸し出していました。
そこにいるだけでホッとするような、後頭部の円形ハゲさえも愛らしく思える特別な相棒を演じていました。

最後の崖のシーンは何度でも見たいなって思います。

「サメの存在忘れてない?」って心配したけどどうやら無事にたどり着いたようで何よりです。
というか、視聴後に皆様のレビューを拝見して実話だって知りました!

今回はスティーヴ・マックイーンの迫力ある演技に圧倒され、すっかりファンになっちゃいました。
調べてみると誕生日が私と同じ3月24日。もうすぐだよ❤

リメイク版も見ようと思ってたけど、このオリジナルで満足できたから、また今度でいいかな。
はる

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