Zhivago

パピヨンのZhivagoのレビュー・感想・評価

パピヨン(1973年製作の映画)
3.9
子供から青少年にかけての頃に、この作品の音楽をテレビやラジオでよく聞いた。この作品の記憶はそういうイメージ。テレビ放送された記憶はなく、これまで観る機会はなかった。CS放送に感謝。

・実話に基づいているということもあるが、マックイーンの演技にリアリティがある。マックイーンはかっこ悪く情けないことと男のかっこよさを両立させることのできる稀有の男優なんだと改めて納得。いまの男優は肉体美も含めてやたらかっこよさに振っているからね。独房の中の演技はこれぞマックイーンという感じで見応えがある。
・独房の生活の描写が長い。今どきの映画ならこの部分は軽く飛ばすのであろう。じっくり描いたところが、製作当時の時代性を感じさせる。たまにはこういう描写もいいものだ。
・音楽で有名だが、いざ観てみると音楽の必然性を感じなかった。音楽が有名だが、決して音楽ありきの映画ではないという印象。
・ダスティンホフマンとマックイーンの共演。これほど貴重な作品はない。それだけで歴史的価値があると思う。
・死が絶えず隣にある。その描き方が興味深い。