上海十月

パピヨンの上海十月のレビュー・感想・評価

パピヨン(1973年製作の映画)
4.3
なんでこれがTSUTAYA発掘良品なのか信じられないんですが、DVDの発売の記録を見ると一回廃盤になって製作30周年記念で復活しただけなのだからだろう。現在は、発掘されたというより忘れられた映画のひとつなのだろうか。フランクリン・J・シャフナーは、「猿の惑星」「パットン大戦車軍団」とあまりジャンルを選ばない。でもこの作品は、彼の最高傑作であり、ダルトン・トランボの名脚本だろう。途中挿入される、幻想シーン(死に向かっている)は、アクセントとしてもおもしろいし、トランボのお得意のシーンでもある。女性は、最初の見送るシーンにチラッと出るだけで後は、汚く、男だらけの映画だ。30年ぶりに観るので細かいところが忘れている。インディアンと過ごすシーンは思い出せない。ホンジェラスでの逃走劇も覚えてない。ハンセン氏病の島の件が強烈に残っている。そして老人になっても自由を求めるパピヨンの姿がすごい。そして島に安住してしまうドガ(ダスティン・ホフマン)の気持ちも良くわかる。老人メイクのマックィーンを観て、三船敏郎と似てるんだなと・・・「生き物の記録」長い映画だが全く飽きさせない。シネラマなのですさまじく画がきれい。この監督シネラマ好きですね。
上海十月

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