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チャイルド・プレイ3のmatchypotterのレビュー・感想・評価

チャイルド・プレイ3(1991年製作の映画)
3.8
このここ最近の視聴の流れ。
“IT”→“ジェイソン”→“フレディ”→“チャッキー”
なかなか、良い流れを作れた。
80〜90年代の米ホラーの名キャラクター、四天王と言っても良いんじゃないか、キマッたな。

この四天王の中で個人的には1番好きかも知れないわ、チャッキー。
この中身は殺人鬼のおっさんだけども、可愛い気もするけども、結局は不気味で気持ち悪いグッドガイ人形。

このシリーズは冒頭のオープニングがカッコいい。
グッドガイ人形が作られる工程とか、今回は逆再生的に彼の血が混じるドロドロからグッドガイ人形になってく様をカッコ良くオシャレでスタイリッシュ。とても記憶に残るし、前作までのことを少しずつ思い出しながら作品の雰囲気に呑まれていく気持ち良さがある。
このシリーズのオープニング、好き。

毎回、勢いで乗り移ってしまった人形からアンディや他の人間の体に戻ろうと人を笑って殺しながら必死に目的を達成しようとする。

残忍だがその執念がとてつもない勤勉というか真面目というか、もともとあまり頭の良くない殺人鬼なので、狡猾なのにどこか足りてないと言うか、ツメが甘いと言うか、その人形と言う体格的な劣性もあり、なかなかアンディと良い勝負するところが面白い。

「アンディ、こ、このや、ヤロー!ぐぬぬぅ!、、、お、おら、ら、ら、、、あぁぁぁ!くそぉぉぉ!くそくそくそくそくそ!」

みたいな。断末魔と言うかもはや、疲れてハァハァ言ってヘトヘトになるのも何かちょっと逆に可愛く思えてくる。ホント良いキャラしてる。

あの毎回お馴染みの怪しい宗教の謎の呪文。
「アンダン、、、、、ダンベラァァ〜!」
みたいなやつ。

あれがね、あれが彼のツメの甘さの象徴と言うか。とにかくね、長いんだよね、呪文が。

だから、黒い雲がモクモクなって、雷ゴロゴロピカーッ!ってなって、かなり良い雰囲気になって、ついに人形から他の人体に魂を移せるか!となりそうなのに、呪文が長いから唱え終わる前に邪魔が入る。絶対入る。逆に邪魔してくれと言わんばかりに長い。

それがね、彼のどうしようもない弱点。
もう、戻れないよ、それじゃあ。残念だよ、チャッキー。
でもその姿の方が何だかんだで元の人間よりもあなたらしく生きていける気もするよ。

この先ね、、、彼、花嫁とか、種とか、ね。
もう彼らしくとんでもない話になっていく。人間に戻りたかったんではなかったのか!みたいな話になってく。
それはまたのお楽しみ。

個人的にはこの3が一番印象的かも知れない。
あの兵学校の訓練とかキャンプで友達が手榴弾に覆いかぶさってみんなを守るとことか、最後は遊園地に行き着くとことか、子供の時に結構衝撃を受けた。

1の燃えるとこも、前作2の工場でドバーン!もなかなかだけど、この3のインパクトと完成度が一番かも知れない。

あの遊園地のアトラクション、普通に乗ってみたいわ。完成度が高過ぎる。
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