Boss2054

新選組血風録 近藤勇のBoss2054のレビュー・感想・評価

新選組血風録 近藤勇(1963年製作の映画)
4.2
東映のリアル時代劇。
つまり、斬られたら、血が出る。
が、主演、市川右太衛門の殺陣は美麗。
それでも違和感はない。
さすが、ブルース・リーがお手本にしただけのコトはある。

池田屋から天満屋までの新撰組が一番活躍した時期の物語。

主人公、近藤勇のドラマを木村功演じる、篠原の目を通して描く。

新撰組と云う組織の組織論に付いて考えさせられる。
ホントのテーマはコレかも。
そして、組織は個々の人間たちで成り立っているのだと云うコトも。

正義のあり方に付いても考えさせられる。
今だから諸説語れるが、
もし、当事者だとしたら、
みんながみんな、自分たちが正義だと思っていたに違いない。
そしてそれは、
未来の人たちが私たちの時代を俯瞰して見て、
同じコトを思うのかも知れない。

時々は俯瞰して時代を見るコトの必要性を思った。
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