Boss2054

スピルバーグ!のBoss2054のレビュー・感想・評価

スピルバーグ!(2017年製作の映画)
4.8
「フェイブルマンズ」を観る前に観たかった。
でも、まあ、また、「フェイブルマンズ」観ればいいかあ〜。
てか、とにかく、また、「フェイブルマンズ」が観たくなる❣️

スピルバーグの生い立ちから
映画監督としてメジャーになって行く節目節目の作品と共にスピルバーグの人となりが本人のインタビューを中心に語られる。

激突、ジョーズ、未知との遭遇、1941、E.T、カラーパープル、太陽の帝国、ジュラシックパーク、シンドラーのリスト、プライベート・ライアン、ミュンヘン、宇宙戦争、リンカーン等等のメイキングを中心にインタビューが展開する。
特にジョーズ、E.T、シンドラーのリスト、プライベート・ライアンなどの比重が高い。
スピルバーグにとってもエポックメイキング的な作品だったのだろう。
愉快だったのは、
1941を大失敗作トして明確に語っているコト。
調子に乗りすぎてました〜。
ト、今でも反省しているところが凄い‼︎
で、また、ちょっと観てみたくなったりもする。

ワタシの個人的な印象では、
エンタテインメント系の監督だと思っていたが、
作品の解説を聞いている限り
かなり私小説家的な監督だと云うコトが理解出来てくる。
ほとんどの作品に自身のプライベートな問題が投影されているコトが明らかにされる。
目から鱗。

ピンチからの逆転の発想で名作や名場面を作ってしまう
その能力の凄さ❣️
例えば、ジョーズでは、
機械仕掛けのサメが上手く行かないので、
サメの出番を極力減らすコトであの名作が出来上がったコト。
スピルバーグは本来の存在の影響を描くコトで
その存在の力を表現するコトに長けている気がする。
ジュラシックパークのあのコップの水の震えもそうだろう。
予感させるコトが上手いのかも知れない。
そこで、観客の想像力が働く。
働いた途端に観客は作品に参加するコトになる。
そして、共感を覚える。
コレがスピルバーグの映画の面白さの秘密か⁇
ト、勝手に推測してみた。
あはは😆
具体的に見せるより想像させる方が難しいし、
その方が面白いコトも確かだろう。
具体的に見せるモノと想像させるモノのバランスの取り方が名監督の条件かも知れないなあ〜。

スピルバーグファンの方は是非❣️
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