堊

ざくろの色の堊のレビュー・感想・評価

ざくろの色(1971年製作の映画)
3.5
決定的な瞬間としての水の落下、血の滲み、殺害。不可逆なものを積み重ねることで運動を描く。すべてが途中で、ものごとの始まりではない、もちろん終わりでもない。同一線上の二人をイマジナリーラインガン無視して同ポで繋ぐと同一人物のジャンプカットのように見えるという発見があって、なんか既視感があったのだけれど『けいおん』劇場版で山田尚子がやっていた気がする(というか『ひなぎく』か)。
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