まさかのミュージカルで面食った。ダンスも生贄も葬儀も現実味を剥ぎ取られ、存在そのものが様式化された人々の運動が記録されている感じ。
メリエス的なトリックで登場する兵士、(演目を撮る)リュミエールの…
これはまさしく、動く絵画だなあ。映画だけれど、映画という括りだけで留めてしまうのは勿体ないかも知れない。言葉は少ないのに詩的で、音楽も素敵。序盤に外で本を乾かす場面があって、その時に風に吹かれてペラ…
>>続きを読むざくろの赤、血の赤、愛の赤、炎の赤、生の赤、死の赤、滲み出す赤
白を無色として捉えるのではなく1つの色の「白」として捉え、黒を全ての色が混ざった色ではなく1つの色の「黒」と捉え、色が持つ感情や情景が…
ある歴史上の人物の生きざまを単にドラマにするのてはなく、死へと至るまでの彼の内面をイメージ豊かに膨らませた映像詩へと昇華させたパラジャーノフ監督のイマジネーションにひたすら圧倒されうっとりさせられる…
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