面白いというより好きな映画。なんというか全編に詩情があんだよな。。美しくてものすごく品がありながらもシブくて、それゆえ艶かしい。。
車のナンバープレート交換のところとか、やたら長々と映す自らの傷の手当てをするところとか、どこかフェティッシュな気持ち良さがある。。発される音も含め、アラン・ドロンの佇まいや一挙手一投足に魅了され、目が離せなくなってしまう。。
主人公の造形はニコラス・ウィンディング・レフンの「ドライヴ」を想起したし、地下鉄を舞台にした追いかけっこは「フレンチ・コネクション」がまんま引用していることがわかった。あの作品の車の分解のとこが大好きなんだけど、あそこもやたらフェティッシュなものがあんだよね。。
